Sunday, August 30, 2009

Founder entire essay on treat yourself ones by Itoi:
・「なんかちょっといいもの」っていうのは、 どうして、うれしいんだろう。 ということについて、考えてみたのですが ‥‥たぶん、なんだけれど、 その答えは、 「じぶんが大事にされてそう」な気がする、 ということなんじゃないか。 そう思ったんです。 「どうでもいいじゃない」「どうでもいいよ」とは、 ぼくも、しょっちゅう言ってることなのですが、 「これがいいな」と思って選んだもの、 服でもいいし、食器やら、クルマやら、趣味のものやら、 「なんかちょっといいもの」買っちゃったぜ、 なんてときには、少々ですが、 ふだんは意識しない「誇り」みたいなものがあるんです。 「おまえも、大事な人間だ」と言われているみたいな。 その気持ちが、しょっちゅうじゃなくてもいいけれど、 節目節目のところで味わえたほうが、 やけっぱちにならなくていいんじゃないかな。 そう思ったんです。 考えてみれば、よれよれのシャツで、 しかもそれが洗濯されてなくたって、 たいした大問題じゃないんですよね、ほんとは。 散らかりっぱなしの部屋で、敷きっぱなしの布団で、 頭をかいたらフケが飛んだりしていても、 命にもかかわらないし、大迷惑にもならないでしょう。 でも、そういうことをしていると、 「おまえも、大事な人間だ」という気がしないでしょう。 いかにもどうでもいい人間になったような気がしそう。 たぶん、ドラマなんかで聞いたおぼえのある、 「じぶんを大切にしろよ」というのは、 けっこうね、清潔な服を着たり、風呂に入ったり、 たまには「なんかちょっといいもの」を手に入れたり、 「いいやつだな」と思えるともだちと過ごしたり、 そんなことを意味してるんだろうな、と、 そう思ったんです。

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